会話に詰まるあなたへ〜雑談のコツ〜
会話とはどういう時に成り立ち、盛り上がるのかを分析し、実用的なコツを授けたい
参考文献
雑談が盛り上がる2大原則として
1.話す内容が思いつきやすいこと
2.話やすい環境であること
そして特に大切なのが1.話す内容が思いつきやすいことに集約される。
では、どうしたらテンポよく話すことができるのだろうか。
本書から読み取れるのは二つのキーワードだけだ。
感情
具体性
これだけだ。
感情
会話というのは話し手と聞き手で成り立っている。どちらも同じ会話量で進むことなどありえないから、どっちかがどっちかの役割を全うすることになる。
たとえどちらの立場になろうとも感情というキーワードは役にたつ。
人が熱心に話す時には必ず感情がはいる。そしてそのほうが面白い会話になる。
相手:昨日ゴルフにいったんですよ
自分:それは楽しかったでしょうね
相手:ええ、楽しかったです。スコアも良かったんですよ!
自分:どのくらいのスコアだったんですか?・・・
という様に聞き手の立場になった時、相手の感情を推測して話すことで、次の話題、この場合はスコアがよかったという自慢を引き出しやすくなる。
より具体的なテクニックとしては
相手の話だけに耳を傾ける
ということだ。
これがなかなか難しい。
要は、次の話題など考えずに、100%相手の話をきく。すべて一字一句間違えずに復唱できるくらいにだ。
そうすることで相手の感情を読み取りやすくなるのだ。
簡単にオウム返しをするだけでも、感情がのってくる
文面では伝わりにくいが、
相手:昨日ゴルフにいったんですよ
自分:ゴルフにいったんですかー!
と、まんま同じことをいっても感情の乗り具合に変化がおこり、相手も、そうなんだよ!ベストスコアがでてね・・・となってくるだろう。
具体性
これは質問する立場にのみ使える技だが、
あまりに具体的な質問をしすぎない。
そして抽象的な質問をしすぎない。
ということだ。
この原則は日頃、会話のテクニックとして知られる5W1Hをさらに使えるもに進化させてくれる。
さらっと5W1Hを説明しておくと
When:いつ
Who:だれが
Where:どこで
What:なにを
Why:なぜ
How:どうやって
これらの質問が会話を円滑にする基本系だ。
さらにキーワードの具体性を同時に行うと強力になる。
たとえば
相手:昨日ゴルフにいったんだ
自分:どうだった?(how)
相手:楽しかったよ
これはあまりに抽象的ではなしが終わってしまう。
さらに
相手:昨日ゴルフにいったんだ
自分:どこにいったの?
相手:軽井沢にいったんだ。
これは具体的すぎる。
HOWであれば
どうだった?楽しかったんじゃない?
とより具体的ながらも相手の感情を示唆する言葉をいれてあげれば良いし
Whereであれば
どのあたりにいったの?ともう少し曖昧にしてあげれば良い。
というように
感情
と
具体性
をうまく使って雑談マスターになってほしい。
一番大切なのは練習あるのみだ。